敷地はやや狭小ですが、L型に配置してパティオを内外の中間領域として設け、各室からの延長としての半屋外的スペース、さらにアプローチも兼用しています。また、高さ制限の緩さを利用し、2階建てだがリビング・収納・寝室・ロフトを4層分として、30坪弱の面積とは思えないスペースを生み出しています。外観は多少黄ばんだ塗り壁に、パティオの内側はシンプルなサイディングで変化をつけました。 ローコストながら、無駄なスペースを無くし、家全体がワンルーム的に連続し、視覚の変化で心地よさを感じるように工夫しています。 ◆掲載誌[2005年「NEW HOUSE」1月号]